不動産の賃貸において、一般的なのが2年の契約を更新していくという形の契約です。
学生時代の一人暮らしなど、その地域に数年間住むことが前提として存在するのであれば、こういった契約は非常に有効といえます。
しかし、ライフスタイルの多様化と共に新たな形の賃貸契約が生まれつつあるのもまた事実なのです。
今回は、賃貸契約の中でも特殊な形式といえる契約方法について詳しく見ていきましょう。

短期間の居住場所が欲しいという人から利用されることが多いものといえばマンスリーマンションが挙げられます。
マンスリーマンションとはその名の通り3カ月を一つの単位として契約するタイプの賃貸物件です。
3カ月というと短く感じるかもしれませんが、1年の4分の1にあたるわけですから
季節をまるまるそこで過ごすことになるという点に注目してみてください。
仕事の都合上短期間の研修に行かなくてはいけないといった方を筆頭に、
2年という賃貸の基本的な契約期間では長いと感じる人たちから支持されています。

マンスリーマンションの特徴としては、家具や家電が最初から備わっている物件が多いという点が重宝されています。
引っ越しの度に家具や家電を移動させるのは面倒ですし、
どうせ短期間しかいないのに引っ越し業者を利用するというのも経済的負担が大きいといえます。
マンスリーマンションはそこで過ごすのが短期間であるという利用者の特徴を汲み取って、
あらかじめ家具や家電を備え付けてくれているのです。

また、それだけではなく日常的に消費するトイレットペーパーなどの備品もあらかじめ用意されています。
賃貸物件というよりも長期間滞在出来るホテルのような感覚するという人が多いのもマンスリーマンションによく見られる傾向なのです。
賃貸物件を借りる際に初期費用として数えられる出費の中には、マンスリーマンションでは必要とされていないものがあります。

敷金や礼金といった類のお金が良い例です。
こういった支出は家賃の1か月分に相当するのが常であり、初期費用は最終的に家賃の数カ月から半年ほど必要になるというケースも少なくありません。
これではマンスリーマンションにおいて実際に支払う家賃よりも多くなってしまい、損をしたような気分に陥る借主もいることでしょう。
そのため、多くのマンスリーマンションでは敷金や礼金を省いて利用出来るという契約にしているのです。
月々の電気代や水道代が低額になっているというマンスリーマンションもあり、
通常の賃貸とは異なった形式で利用する借主にとっては、便利に感じられるサービスが充実しているのです。

ご紹介したような特徴を持つマンスリーマンションは、不動産会社に問い合わせて賃貸するというのが一般的です。
気になった方は各不動産会社のホームページからマンスリーマンションの項目をチェックしてみてください。
不動産を賃貸する側ではなく、経営する側にとって特殊な契約としてはサブリースというものがあります。
こちらは不動産をお持ちの方が自分で経営するのではなく、不動産業者に委託するという形で賃貸を展開するというものです。
借りる側からすれば不動産会社で紹介される物件が増えるというメリットがありますし、
物件は持っているけれど不動産経営は初心者という人からしたら、賃貸のプロである不動産会社の手を借りられるというお得な面も見られます。

サブリース契約をすることで、物件を不動産会社に貸し出した側には月々の家賃保証が得られるという魅力があるのです。
家賃保証とは、空室になっていたとしてもその物件に全て人が入居しているとして
設定した家賃の分だけの収入を不動産会社から得られるというものです。
自分で借り手を探すのが困難という家主の方にとっては、安定した収入が得られる人気を集めています。
特殊な形の賃貸契約を活用して、暮らしを豊かで充実してものに変えていきましょう。

動物はものを言わぬ相棒として長年人間の生活を支えてきました。
最近ではペットとして動物を飼いたいという人が増えており、賃貸業界もそれに合わせてペット可の物件を用意するようになっています。
今回はそんなペット可の物件にまつわる知識や賃貸でペットを飼う際の注意点について詳しく見ていきましょう。

賃貸物件の中でも共同住宅の当たるアパートやマンションではペットを飼うのが禁止医されているところが多いといえます。
その理由としてはペットを飼うことによって近隣の住人に迷惑をかける可能性があり、
なおかつペットが粗相をしたせいで物件そのものが汚れ、資産価値を落とすという懸念が貸主の頭の中に過るからです。
ペットと一緒に入居出来るようにすることで、貸主は物件に対してリスクを負うことになるため、
これを避けるべく動物を飼ってはいけないという契約のもとに物件をカス家主が多いといえます。

こういった事情を考慮したうえでペット可の賃貸物件を見てみると次のような特徴がありことがわかります。
ペットを飼うことが当たり前という世の中に対応した比較的新しい物件であり、
ペットが住むことを前提にした構造になっていれば近隣住人に迷惑をかけることもありません。
具体的には、通常よりも壁を厚くすることでペットの鳴き声や足音が響かないように工夫されていたり、
爪で引っ掻いても傷つきにくい素材で壁や床が作られていたりするといった特徴が見受けられます。

こうした時流の流れとは違い、賃貸物件そのものが抱える問題を解消する手段としてペット可の条件を全面に押し出している物件も存在します。
経年変化によってすでに床や壁に傷がついており、こうした状態でも入居してくれるような借主をみつけたいというケースが代表的な例といえます。
ペット可という条件は、借り手が付きにくい物件だからこそ、ペット需要を取り入込んで空き部屋を無くしたいという貸主や不動産業者の努力の形でもあるのです。

また、そもそも近隣から苦情が来る可能性の低い庭付きの一戸建てを賃貸する場合は特に問題なくペットを飼えることが多いようです。
ペット可の賃貸物件を借りるといっても、全ての動物が飼育を許されるというわけではありません。
小型犬は問題ないとされている物件でも、大型犬や複数匹を同時に飼うのは禁止としているケースも珍しくありません。
あくまで貸主が定めたルールの内側で飼わせてもらう立場ですから、
借主としては自分が飼っているペットがペット可のルールに適合するものかきちんと確かめておく必要があります。
内見などの際に部屋を見せてもらったとき、ペットの写真を見せてみるというのも一つの手段です。
こうした手続きを経てペット可の賃貸物件に入居出来たとしても、それですべてが大成功というわけにはいきません。

ペットを飼っているからこそ飼い主には相応の責任が付きまとい、近隣住民に迷惑をかけないような配慮が求められるのです。
共同住宅で暮らすことになった場合は、基本的に室内でペットを飼うのが当然のマナーです。
猫などは首輪をつけて放し飼いにするという家庭も見られますが、
共同住宅では近隣の住民の迷惑を考えて、家の中であそばせたりするのが適切な処置といえます。
猫が苦手な住人もいるでしょうし、そもそも動物嫌いな住人がいるかもしれません。

こうした人の前にペットが現れてしまうと、その人物だけでなくペットまで嫌な思いをすることになりかねないのです。
放し飼いが不適切な理由としては、共同スペースで排泄をする可能性が考慮されます。
自らの縄張りをアピールするマーキングは動物の性ですが、それによって独特の匂いがまき散らされることもあります。
動物にとっては当然の行動でも、共同住宅でこれをされてしまっては多くの人が不快な思いをすることになるのです。
飼い主としては心苦しいかもしれませんが、リードを持ってお散歩に出かけるとき以外はお家にいてもらうのが共同住宅でペットを飼うためのマナーといえるのです。